ブライアン・メイ(Brian May)

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ブライアン・メイは、イギリスの伝説的ロックバンド、クイーンのギタリストであり、ソングライター、プロデューサー、そして天文学者でもあります。彼が父親と共に手作りしたギター「レッド・スペシャル」とVOX AC30アンプを駆使して生み出す、独特の暖かく煌びやかなトーンは、クイーンのサウンドの要です。「We Will Rock You」や「Tie Your Mother Down」など数々のヒット曲を作曲し、ギターソロではディレイエフェクトを駆使して壮大なサウンドを作り出しました。また、音楽活動の傍ら、天文学の博士号を取得し、科学と教育にも力を注いでいます。

ブライアン・メイ(Brian May)の使用機材

Guitar

Red Special (レッド・スペシャル)

ブライアン・メイの代名詞とも言えるギター、レッド・スペシャル。これは1960年代に彼が父親と共に手作りしたギターです。メイは当時、既製品のギターを買うお金がなく、ならば自分で作ってしまおうと考えました。彼と父親は、捨てられた暖炉の木材やバイクの部品など、身近にある素材を使ってギターを作り上げました。このギターは独特なサウンドを持ち、現在も彼のメインギターとして活躍しています。特に「Bohemian Rhapsody」や「We Will Rock You」などの名曲でも、このレッド・スペシャルの音が中心にあります。

1978 Fender Telecaster

「Crazy Little Thing Called Love」で使用。この曲はロカビリー調で、メイの「レッド・スペシャル」よりも軽快なトーンが求められました。テレキャスターの明るくクリアな音色が曲にぴったりで、レコーディングやライブでも使用されています。普段の太く暖かいサウンドとは異なり、テレキャスターは彼の柔軟な音楽性を際立たせる特別なギターでした。

1967 Fender Esquire

「Somebody to Love」のレコーディングで使用したとされています。曲のギター部分では、エスクワイアの鋭くエッジの効いたサウンドが、メイの複雑なコーラスアレンジやボーカルに美しくマッチしました。シンプルな設計ながら、その独特の音色が彼のアンサンブルに重要な役割を果たしました。

Amp

VOX AC30

AC30は1950年代後半に作られた真空管アンプで、豊かな歪みと温かみのある音が特徴です。

メイはAC30をフルボリュームで使用し、独特の歪みを得ています。さらに、彼はトレブル・ブースターというエフェクターを使って高音域を強調し、切れ味のあるサウンドを作ります。また、複数台のAC30を並べて音の厚みを増やすこともよくあります。

メイのギター「レッド・スペシャル」とAC30の組み合わせにより、他にはないユニークで豊かなサウンドが生まれています。

Effector

Dallas Rangemaster Treble Booster

高音域をブーストするエフェクターで、ブライアン・メイのサウンドに不可欠な存在です。トレブルブースターは、アンプに直接信号を送り込み、より鮮明で歪んだサウンドを得るために使用されます。
ブライアンは「レッド・スペシャル」と「VOX AC30」の組み合わせにトレブルブースターを加えることで、自分の理想的なトーンを作り出しました。特に「We Will Rock You」や「Tie Your Mother Down」のような曲で、その独特なサウンドが際立っています。

Echoplex EP-3

アナログテープディレイエフェクターで、メイの重厚なギターサウンドに欠かせないエフェクトです。音を録音し、時間差で再生することで、エコーや反響効果を作り出します。
「Brighton Rock」のライブソロでは、このエコー効果を駆使して、メイが一人で複数のギターが演奏しているような音を作り出しました。エコープレックスは彼のサウンドに奥行きと複雑さを加え、クイーンのライブを特別なものにしています。

Foxx Phaser

「Keep Yourself Alive」や「Sheer Heart Attack」などの曲で、フェイザー効果を活用してサウンドに深みと浮遊感を加えています。特に彼のクリーントーンや歪みをかけたギターのプレイで使用。

Boss Chorus Ensemble CE-1

「Love of My Life」や「Somebody to Love」など、よりメロディアスで繊細なトーンが求められる曲で、このコーラスエフェクトが活躍しました。メイはクリーンサウンドに深みを加えるため、コーラスペダルを重用していました。

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